こんにちは、きなこです。
今回は猫の病気の一種である、猫ニキビについてご紹介していきます。
猫を飼ったことのある方は経験したことがあるのではないでしょうか・・・
猫の顎に黒いプツプツを発見!
汚れ・・・?いや、なんかこびりついてる・・・!?ナニコレ?!
そう、それが猫ニキビです。
猫のニキビ?!何それ?治るの?
こんな疑問を調べてみました~!
- 猫ニキビって・・・なに?
- 猫ニキビに原因とは?
- 猫ニキビの対策は?
- どういった治療法があるの?
実際に我が家で行っている自宅ケア方法なども交えてご紹介していきます。
猫ニキビってなに??
猫ニキビとは、猫の毛穴につまった皮脂が黒ずんでできた粒状のできものが出来る皮膚病の一種です。
顎や唇(口角)周辺によく出来ます。
「猫ニキビ」または「顎ニキビ」と呼んだりしています。
専門的には「ざ瘡」または「アクネ」と呼ばれています。
年齢・性別・猫種問わずどの猫ちゃんでも発症する可能性があります。
うちの子がまさかなるなんて・・・!
ってビックリするかもしれませんが、飼い主さんが気がつかないだけで猫ニキビを患っている子は実はとても多いんです。
かなりポピュラーな病気だよ!
そんな猫ちゃんがなりやすい猫ニキビですが、症状によっては注意をしなくてはいけませんので覚えておきましょう。
猫ニキビの症状のレベル
猫ニキビには軽度のものから重度のものまでさまざまです。
軽度の症状であれば、自宅で治療(悪化予防)は可能です。
軽度の症状
黒っぽい砂粒なような、小さなゴマのようなものが出来ます。
痒みや痛みなどは感じていません。
猫ちゃんも気にするそぶりをしないため、飼い主さんも気が付かずいつの間にかに出来ていた!ということも多いです。
しかも、黒い砂粒みたいなものなので猫ちゃんの毛が淡い色味でないとかなり分かりにくいです。
黒猫ちゃんはもちろん、濃い目のキジトラちゃんも分かりにくいのでよ~く観察してあげましょう。
気が付いたら出来ているんですよ・・・
オレは今のところ大丈夫だよ~!
ちょっと見にくいのですが、顎下の茶色っぽくなっている地帯が猫ニキビです。
カロは軽度レベルがずっと続いていて、自宅ケアをしています。
綺麗になったと思ったら、いつの間にかにまた出来て・・・の繰り返しです( ;∀;)
かかりつけ医に相談したら、軽度ならそのまま自宅ケアでよいと言われました。
抗てんかん薬も飲んでいるので出来るだけ薬を増やしたくないとのことでした。
「うちの子大丈夫かな?」と心配でしたら、一度かかりつけ医に相談してみて下さいね。
中度の症状
毛が抜け、赤い斑点のようなものが出来ます。
痒がったり、痛みを感じることもあります。
そのため、患部を家具などに擦りつけたりしきりに気にする仕草が見られることも。
このレベルになったら動物病院の受診が必要です。
猫ちゃんの様子をよく観察してくださいね!
重度の症状
炎症を起こし、ただれて出血をすることもあります。
痒みや痛みも伴うため、しきりに気にして自分の足で引っ搔いてしまうことも。
そこから細菌が入り込み、化膿したりする場合も有ります。
このレベルになるまで放っておかないで下さいね・・・
と言いつつ、気がついたらこうなっていた!ということもあり得ますので日ごろから猫ちゃんの健康チェックは欠かさず行いましょう!
猫ニキビの原因はなに?
猫ニキビですが、実はなぜ発症するのか明確なメカニズムはわかっていないとか…。
ですが、皮膚の表面に常にいる細菌が影響しているということは確かなようです。
その細菌(バクテリア)は普段は特に悪さはしませんが、猫の免疫低下などから急激に増殖をします。
そして増殖された細菌が炎症を起こすことにより猫ニキビが出来るというわけです。
その細菌の増殖の要因と思われるもの(つまりは猫ニキビの原因)は以下のようなものが挙げられます。
- 毛づくろい不足
- 食器からの雑菌の影響
- ストレス
- 投薬による免疫力の低下から
- フードが合わない・・・など
それぞれ例をあげていきながら、具体的な対策を交え紹介していきます。
毛づくろい不足
そもそも顎下という場所は、皮脂腺が多く集まっている場所なんです。
ですので皮脂の分泌が特に多くなります。
そのうえ、毛づくろいがしにくく舌も届きにくい場所なので清潔を保てず、細菌が繁殖しやすく猫ニキビが出来やすいと言われています。
顎下って顔を洗うついでにちょっと触れる程度にゃの。
毛づくろい不足の対策
猫ちゃんが自分で出来ないのであれば、飼い主である私たちがお手入れをしてあげて清潔を保つことが一番の対策です。
毎食後とは言いませんが、最低一日一回は顎下周辺を中心に濡らしたコットンやガーゼなどで拭き取ってあげましょう。
特にウエットフードなどを食べた後は汚れやすいので要注意です。
毎食後、フードのカスをパパっと払うだけでも効果はありますよ♪
お手入れのポイントはとにかく優しくそっと触れることです。
決してゴシゴシ擦ったり、無理やりニキビを取ろうとはしないでください。
人肌程度のぬるま湯で拭いてあげると猫ちゃんも嫌がりにくいですよ。
私はニキビをじんわりとふやかすイメージで拭いています。
私のおすすめはこのオーガニックコットンです。
接着剤・防腐剤・漂白剤が不使用でとても安心♪
一枚のサイズが大きいので、1/8に切って使っています。
柔らかくて伸びもよく、吸水性もあるので歯みがきにも使っています。
何かとオールマイティに使えるのでおススメです。
こちらの水を使用しないシャンプーを併用しても良さそうです。
ニキビに効いたというクチコミもあります。
また、顎の部分の毛をバリカン等で短く刈り上げてしまうのも一つの手法です。
毛に絡んだフードなども取れやすく、お手入れもしやすくなりますよ。
わたしあれ大嫌いよ!
バリカン大変だよなぁ…
そう・・・顎下のバリカンはかなり嫌がられます。
難易度やや高めなので、必ず安全な状態を確保して挑みましょう。
\ペット用で部分カット用もあります/
食器の細菌繁殖からの影響
猫ちゃんの食器はどんなものを使ってますか?
もしプラスチック素材の食器を使っている方がいたら要注意です。
プラスチックって細菌が繫殖しやすい素材なんです。
しかも、傷つきやすくその傷から細菌がまた繁殖してしまいます。
ヒトが使う水筒とかもプラスチック製は細菌が繁殖しているっていうもんね・・・。
食器の細菌繫殖の対策
まず食器の素材はガラスや陶器の傷がつきにくいものに変更しましょう。
そして、食器はこまめに洗うようにしましょう。
ごはん皿は最低限一日一回は洗うようにしましょう!
お水も一日一回は取り替えよう!
個人的におススメなのはペット用の洗剤です。
我が家はコチラを使ってます。
舐めてしまっても無害な成分で出来ているため安心です。
泡で出てくるタイプで、一つの食器にワンプッシュでOK!(使用感より)
私はこちらの洗剤とシリコーンたわしで猫用の食器類は洗っています。
仕上げに猫壱さんの食器用スポンジでキュッと磨けば完璧です。
ストレス
猫ちゃんはストレスにとても敏感な動物です。
少しストレスを感じただけですぐに体調に異変がある子も多いでしょう。
猫ニキビもその一つです。
ストレスからホルモンバランスが乱れ、皮脂が過剰に分泌されてニキビが出来やすくなります。
ストレス対策
こればかりはとても難しいのですが…
やはりよく猫ちゃんを観察することが大切かと思います。
最近、環境の変化はなかったかなど該当するストレス要因がないかよく考えてみましょう。
- 引っ越しをした
- 新しい猫ちゃんを迎えた
- 避妊・去勢手術をした
- 大きな声で叱った
- あまり遊んであげられてない・・・など
もし思い当たるものがあれば、改善できるようにしましょう。
猫ちゃんのストレス問題は本当に難しい!
投薬などによる免疫力の低下
他の病気を患って薬を飲んでいると、どうしても免疫力が低下してしまうことがあります。
実際に我が家のカロは抗てんかん薬を飲み始めたころで猫ニキビが出来てしまい、かかりつけ医からも投薬の影響だろうと言われました。
免疫力が低下しないための対策
免疫力をあげるために出来ることを調べてみました。
- 運動をする
- 栄養が摂れる食事をしっかりと
- ストレス改善
- サプリメントを飲む
よく遊んで運動をしてあげて、ご飯もしっかり食べること。
私たちヒトと一緒ですね。
サプリメントも有効ですので、試してみてもいいかもしれません。
免疫力の問題も難しいね・・・。
フードが合わない
根本的なフードの素材によるアレルギーというのもありますが、フードの成分中の「脂質」が影響している場合もあります。
脂質が多いフードを食べていると、皮脂が過剰分泌されてニキビが出来やすくなります。
また、逆に脂質が少なすぎるフードだと体が皮脂を出そう出そうとしてニキビが出来やすくなるそうです。
フードが合わないときの対策
食べているフードの成分をよく確認しましょう。
一般的な平均値は14~17%で、20%のフードが一番多いようです。
脂質に着目して選びなおしてみましょう。
猫ニキビの治療方法は?
獣医師によるかと思いますが、消毒液での洗浄から始まり、症状によっては内服薬か軟膏等での治療が一般的かと思います。
そして猫ニキビは清潔に保つのが一番です。
不衛生が一番の大敵ですので、猫ニキビに悩む飼い主さん・・・共に頑張りましょうね( ;∀;)!
私たちが出来る自宅ケアは
- お口周りを拭いてあげて清潔を保つ
- 食器を陶器類にし、こまめに洗浄をする
- ストレスを与えないようにする
- 免疫力を高めるようにする
- 合うフードを選ぶ
です!
猫たちのために頑張りましょうね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。(*^^*)
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