こんにちは、きなこです。
今回は、猫の多頭飼いについてです。
我が家は、先住のカロが3歳の時に2匹目の生後約2か月のルチを迎えました。
先住のカロと新入りのルチ
関係が超良好なわけではありませんが、決して仲が悪いわけでもありません。(笑)
一緒に寝ることはないけど、普通に生活しているよ~!
こんな感じですので参考になるかは分かりませんが(おい
てんかんというデリケートな病気を持っているカロが居るのでとても気をつけたのは事実です。
2匹目のお迎えの際に、私たちが気をつけたことやポイント、失敗談などを含めご紹介していきたいと思います。
- 2匹目のお迎えを迷っている
- 2匹目をお迎えするけどどうしていいかわからない
- 今2匹目問題で絶賛悩み中
この記事では、2匹目の子を「子猫」としてお話していきます!
準備①:まずは先住猫にあらかじめ伝えておこう
我が家は「想いは伝わる」の信念なので(笑)
とにかくカロにはルチを保護しに行くと心に決めてからは毎日のように話をしていました。
弟か妹がくるかもしれないこと、何があってもあなたが一番だということ。
とにかく「あなたを愛する気持ちは変わらないよ」ということを何度も何度も伝えました。
想いは伝わる!
準備②:2匹目をお迎えする日を調整しよう
突然道端で出会って保護・・・というパターンなら仕方のないことですが、知人から譲り受けたり保護団体からの譲渡の場合は、なるべく飼い主さんの都合が良い日にしましょう。
2匹目をお迎えすることは、猫たちはもちろん飼い主である自分にも体力的にも精神的にも負担がかかります。
仕事の予定が詰まっているのに無理してお迎えしてしまうと大変なことになりますので、余裕をもって面倒がみれそうだなという日取りを調整しましょう。
我が家の場合は、年末の連休前に計画的に保護をしました。
そして、もちろん先住猫の健康状態が良好なことが第一です。
先住猫が体調を崩しているのに無理に二匹目を迎えるなんて絶対にやめましょう。
カロのてんかんも、3年発作が起きてなかったのと血液検査の数値も健康そのものだったので2匹目をお迎えすることに決めました。
新入り猫を連れて帰った当日
知っていましたか?
人間でもそうですが、猫同士の第一印象ってとっても大事なんだそうです。
第一印象が最悪だと、その後の仲にも影響するとか・・・。
新入り猫を連れ帰る日は特に!注意をしましょう。
我が家はキャリーにはタオルをかけて外から見えないようにして、連れて帰りました。
普段過ごしているリビングの隣の部屋を隔離部屋として折り畳みケージを準備しておきました。
\当時のルチ坊/
ちっちぇ~!なんだこの生き物~!
恐らく匂いや音、鳴き声で先住のカロには「何かが居る」ということは瞬時に分かったとは思います。
ですが、カロは特に気にせずいつも通りに過ごしていました。
内心ひやひやでしたが、ビックリするくらい普通でした。
おしっこ臭い、赤ん坊が居るってすぐにわかったんだから!
この時によくあるのが、先住猫が2匹目の存在に気づき威嚇してしまったり(またはその逆)先住猫がストライキを起こし引きこもってしまうことです。
このような現象はよくあることですので慌てずに様子を見守りましょう。
隔離部屋ではケージに入ってもらう
部屋の広さにもよりますが、慣れるまでは基本ケージでの生活がいいかと思います。
ケージの方が危険が少ないですし、臆病な子はケージなど隠れた場所にに入った方が安心するからです。
その際、折り畳みタイプのソフトケージでも大丈夫ですが、個人的には普通のケージがおすすめ。
我が家はソフトケージを使用したのですが、次第に出たがって網目に顔を押し付けてしまい鼻を怪我しました。
普通のケージの方が使い勝手は良いなぁという印象です。
ただし子猫の場合、普通のケージでもすり抜けてしまったり頭が挟まったりと危険がありますので、内側に段ボールを設置して抜け出せないようにするなど対策をしましょう。
こすりつけて鼻が赤くなってます💦
保護した猫の場合は動物病院の受診をしよう
お外で暮らしていた猫の場合、ノミダニが寄生していたり、お腹の中に虫を持っていたり、猫風邪をひいていたりする場合があります。
そのままの状態で先住猫ちゃんと同じ空間に連れて行ってしまうと感染したりするおそれがありますので、まずは保護した子の健康状態を確認してから連れて帰りましょう。
その子の健康状態によって、どのくらいの治療が必要なのかが変わってきます。
動物病院の先生によく聞いて、いつごろから先住猫と会わせて大丈夫なのか確認しましょう!
ルチの場合も、保護をしてそのまま動物病院へ電話をして直行して診て貰ってから自宅に連れて行きました。
先住猫と新入り猫との隔離期間を設ける
基本的には連れ帰ってすぐにご対面!はおススメしません。
徐々に段階を踏んで、慣らしていってからの対面が望ましいです。
猫にも心の準備ってものがあるんですよ~!
二匹のご対面までの理想的な段階は以下の通りです。
- 初日会わせずに普段通り生活をする
- 初日から1週間気配や匂いで存在を感じ取らせる
- 2週間目お互いの匂い交換をして匂いに慣れさせる
- 2週間目以降ケージ越しに対面
※最初は対面時間を数分から始める
- ケージを開放しての対面
※最初は対面時間を数分から始める
- 同じ部屋での生活を開始
※持っていた病気やワクチン接種などの関係で期間はそれぞれ異なります。
動物病院の先生に、いつごろから対面させていいか確認しましょう。
最大の注意ポイントは、先住猫をとにかく優先させることです。
2匹目が子猫だったりすると可愛くて付きっきりになってしまうことがあるのですが、なによりも先住猫を優先させることを念頭に置いて生活をしましょう。
先住猫と新入り猫の匂いの交換方法
徐々に慣れさせるための手段として、匂いの交換があります。
普段使っているタオルやブランケットなどを、お互いの居住スペースに置いて少しずつ匂いに慣れさせていきましょう。
まずはケージ越しでの対面から
匂いの交換で少しずつ慣れてきたら次にケージ越しでの対面です。
すぐに直接対面するのではなく、新入り猫がケージに入った状態で先住猫に観察してもらうような感覚です。
無理強いはせずに、基本は常に先住猫のペースで。
嫌がるようならやめましょう。
そして対面時間ですが、まずは1分だけ・・・と時間を決めて徐々に対面時間を延ばしていくのがポイントです。
会わせてもお互い硬直したままでどうしたらいいのか・・・
このように、どうしても慣れないようなら同じ空間に居るとき限定で大好きなおやつを与えてみましょう。
「こいつと居ると嬉しいことがあるぞ!」
と思い、一緒にいることが苦じゃなくなるそうです。
その際、おやつをあげるのは必ず先住猫からあげてください。
先住猫本人(猫)にも、「自分が一番なんだ」と安心して貰えますし、2匹目の新入り猫にも「こいつがボスなんだ」と分かってもらうのに有効です。
ついにご対面!
ケージ越しの対面を果たして、会わせても大丈夫そうならついに直接の対面です・・・!
ですがこの時も先住猫最優先。先住猫のペースでやりましょう。
ケージ越し対面で威嚇がおまらないようなら、直接の対面はせずにケージ越しでの対面で落ち着くのを待ちましょう。
ケージ越しではないので、突然の喧嘩などトラブルが起きかねませんので飼い主さんは十分気をつけて慎重に。
そして直接対面も最初は時間を決めて、徐々に一緒にいる時間を増やていきましょう。
この時も、おやつをあげる作戦は効果的です◎
先住猫と新入り猫を同じ部屋で生活させてみよう
直接の対面が特に問題なければ、次は部屋を開放して同じ部屋での生活です。
この時も、基本的にはケージ越しや直接対面の時と同様です。
このように注意しながら、共同生活に慣らしていきましょう。
とにもかくにも最重要ポイントは先住猫を最優先!です。
何をするにも、先住猫が一番に。
特に、ごはんは先に先住猫にあげましょう。
食べる位置も先住猫を高い位置にしてみたり工夫しても良いですね。
近くでごはんが食べられるようになれば、だいぶ慣れている証拠です。
先住猫と新入り猫の二匹だけの留守番は・・・?
同じ部屋での生活に慣れたら、次は留守番です。
この時も、急に留守番させるのではなく二匹だけの時間を徐々に増やしていく作戦が安心です。
まずは休日に少しだけ出かけてみて様子を見ることから始めてみましょう。
その際、留守番カメラなどがあると様子を確認できるのでとても便利ですよ。
留守番カメラは留守中だけでなく、別部屋で過ごしている猫の確認もその場で出来ちゃうので一つあると便利です。
私たちの失敗談:勝手に対面を果たされた
本当にびっくりなんですが・・・
新入り猫のルチがソフトケージに入れると大騒ぎして鼻をこすりつけて怪我をしてしまうため、留守中もソフトケージの扉を開放していたんです。
我が家の場合、新入り猫の隔離部屋がリビングの隣の部屋だったのと、戸が引き戸だったため先住猫であるカロが無理やりこじ開けてしまい・・・・
\ご対面~!!!!/
何もなかったから今は笑って話せますが、この対面が最悪で大喧嘩にでもなっていたら二匹の関係は終わっていたと思います・・・。
当時職場で留守番カメラを確認した時、本当にゾッとしました。
部屋の引き戸にはストッパーをかけていたものの、無理やり・・・。
ルチは小一時間、見知らぬ地であるリビングを探索してカロの残したごはんを勝手に食べ(笑)自ら部屋に帰っていきました。
その間カロはジッと遠くから見つめてました。
こういうこともありますので、部屋は隣同士じゃなくするか絶対に開かないように対策をすることをお勧めします。
保護部屋の室温管理はしっかりしよう
ルチを保護したのが年末でとても寒い時期でした。
リビングにはエアコンが設置してあったのですが、ルチの保護部屋はエアコンが無い部屋。
最初は、ケージ内に湯たんぽを用意してペット用のホットカーペットを敷き、ケージに電気毛布を掛けて対策をしていたのですが・・・
次第に出たがるようになりケージを開放してから寒さ対策が出来ないことに気が付きました。
慌ててセラミックファンヒーターを購入してなんとか寒さ対策をしました。
お迎えする時期にもよるかと思いますが、部屋の温度はしっかり管理できるようにしておきましょう!
特に子猫は体調を崩しやすいので、気をつけましょうね!
イタズラ対策もしっかりと・・・!
先住猫のカロがイタズラをあまりしない子だったので私たちは油断していたのです・・・
\ドンガラガッシャーン/
仕事から帰ってきたらこんなことになってました。
元野生児の食への執着を甘くみてました。(笑)
フードだけでなく、危ないものは絶対に取れない場所に置いておきましょう。
試してみたこと:フェリウェイを使ってみた
フェリウェイとは、猫のフェイシャルフェロモンF3類縁化合物を含むフェロモン製品です。
猫の粗相やストレスの緩和に効果があると言われているものです。
多頭飼いを始めるときにも良いと聞いてコンセントに刺す拡散器タイプを試したのですが・・・
効いているような・・・気のせいのような・・・って感じでした。
なんとなく、穏やかになったような気がする・・・?
ご興味ある方は試してみては・・・
子猫の体力消耗に電動オモチャが有効!
子猫から飼育したことがある方はわかると思いますが・・・
子猫の体力って無限大・・・・∞
疲れたらすぐ寝ちゃう可愛いやつなんですが、眠って目覚めて覚醒しだしたらもう止まらない!ってくらい暴れまわります。(個体差アリ)
先住猫優先で生活したいのに、子猫が大暴れして子猫につきっきり・・・そして奪われる飼い主の体力と気力・・・( ;∀;)
体力の有り余った子猫は乗り気でない先住猫に「遊んで~!」とかまわず突撃します。
そしてより嫌われる・・・ということもあります。(我が家がソレ)
子猫の遊びには電動オモチャに頼りましょう!
ちょっと遊んどいて!ってスイッチオンすれば勝手に大はしゃぎしてくれます(笑)
もちろん、ちゃんと遊んであげるのも必要です!
このオモチャには何度も助けられました(笑)
遊びすぎて壊れてしまいましたが、電動オモチャは一つあると本当に便利ですよ!
まとめ:二匹目のお迎え時は先住猫への細心の配慮を!
何度も言いますが、とにかく先住猫への配慮を忘れずに!
あなたが一番!何があってもあなたがNo,1!と態度と行動と言葉で示しましょう。
ただし、新入り猫をないがしろにするのではありません。
新入り猫は新入り猫で愛してあげるのです。
新入り猫を愛でるときはなるべく先住猫が居ないところで・・・というように二股行為のようなかんじで上手く二匹を可愛がりましょう。(笑)
最後に新入り猫を迎えるにあたって準備しておいた方が良いグッズをおさらいしておきます。
素敵な多頭飼いライフになりますように!
最後までお読みいただきありがとうございました。(*^^*)
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