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うちの子治療日誌猫のてんかん

【実録】愛猫のてんかんの発症と落ち着くまでの経緯・まとめ

カロのてんかんについてざっくり簡単にまとめました。

発症から、治療、MRI検査や投薬について。そしてどんなことをしたのかも記載しています。

それぞれ詳しくは今後記事にしていこうかと思いますが、どんな感じだったのか参考にする上での指標になればと思います。

※まだ未読の方はぜひご一読ください↓

☆猫のてんかんについて詳しく知りたい方は↓

発症から落ち着くまでの期間と回数

カロは生後約3か月で発症させました。

先生曰く子猫でてんかんになるのは珍しいとのこと。

 

その後8か月の間に30回の発作がありました。最後の発作は2017年の3月です。

7/167/308/18/39/199/2510/910/1310/1510/3111/111/411/611/1011/11
18:3019:000:3018:4019:302:300:0010:009:3022:3014:0020:000:3023:209:30
11/1211/1411/1912/912/1612/211/41/91/162/52/132/203/43/53/17
2:309:309:3021:500:0023:1514:0023:5010:0021:509:5010:0015:3010:3014:00
カロの発作の日付と時間 2016年7月~2017年3月

発作の種類

カロの場合、殆どが全般発作と言われる発作でした。

ビクッとしたと思ったら体をのけ反らせて硬直し、その後バタバタと暴れていました。

口からよだれを垂らし、時にはギャーっと叫ぶことも。

幸い、群発発作や重積発作には繋がることはなかったのですが、3日連続発作が続いたことはありました。

※閲覧注意です※

カロの発作の動画です。

この発作の前は気持ちよさそうに眠っていました。

ブランケットの上で眠っていたのでそのまま包み、頭をテーブルにぶつけないようにクッションを用いてます。

最後の方に私の洋服の袖が濡れているのが見えますが、カロの発作時のヨダレです。

前兆やきっかけ

前兆

前兆があるときと何もなく突然のこともありました。

よくあったのが

  • 不安そうにして落ち着かない
  • ビクつくことが頻繁にある
  • 入眠時(ウトウトしているとき)
  • 寝起き

気圧が関係していたかは、とても微妙でした。毎回がそうとは限らなかったので。

ただ、発情期に差し掛かると発情期が来るたびに発作が起こりました。

カロの場合は発情は発作に確実に影響を及ぼしてました

きっかけ

突然発作が起きることも多かったですが、音に反応して発作を起こすことも多々ありました。

発作のきっかけとなったもの
  • ガスコンロの点火音
  • お菓子のパッケージ袋のカサカサ音
  • アルミホイルをクシャっとさせた音

などがあります。

ただ、発作が続いていた時期はどんな些細な音にも敏感だったように思います。

ガスコンロの点火音は特に苦手で、発作には至らなかったけど音に反応してビクビクとしている様子も見ましたし、それに気が付くまでの発作は8割がコンロを使った料理中の発作でした。

ガスコンロを使うときは別室に連れていく、聞かせないように耳をふさぐなど工夫をしていました。

あの頃は本当に大変で、薬を準備している「薬の袋のカサカサ音」でさえも反応していました。

コンロもなかなか使えないのでレンジで出来る料理にしたり工夫をしてました。

おこなった検査・治療

2回目の痙攣発作で血液検査とレントゲン検査をし、結果は異状なし。

 

3回目の発作から投薬が開始されました。(ゾニサミドのみ)

まだまだ子猫だったこともあり、体重が安定しないので2週間に1度通院をして体重を測って体に合った薬を出してもらっていました。

薬が安定するまで体重測定のほか、血中濃度の測定血液検査で身体へ負担がないか確認などを繰り返しました。

 

9回目の発作の時に、かかりつけの先生からMRI検査を勧められMRI検査と髄液検査を受け、脳に異常がないことから「特発性てんかん」と診断されました。

 

その後、薬の種類を増やしてようやく発作が落ち着くようになりました。

それぞれの記録記事です

生後3か月の愛猫がてんかん発作を起こした記録【初めてけいれん発作を見た日】

 

生後3か月の愛猫がてんかん発作を起こした記録【ついに投薬開始】

 

生後半年の愛猫がMRI検査を受けた話

飲んでいる抗てんかん薬

カロは3回目の発作から投薬が開始されましたが、かかりつけの先生が選んだのがゾニサミドでした。

 

先生がゾニサミドを選んだ理由として

  • 副作用が少ないので子猫のカロに負担がかかりにくい
  • 副作用が少ないのでフェノバルビタールほど血液検査等をしなくて済む

この2の理由が大きかったようです。

 

カロは子猫の頃から神経質で、病院で検査をするたびに大騒ぎをしていたので検査をするのが大きなストレスになると先生は気遣ってくださいました。

ゾニサミドのみの投薬を続けて、29回目の発作以降からセカンドラインのジアゼパムもプラスして飲んでいます。

カロにはこの組み合わせが合っているようで、2種類飲むようになってから発作が落ち着いています。

 

てんかんの薬について調べた記事です

抗てんかん薬の種類・効果・副作用

その他、試したこと

てんかんの原因と思われることはどんどんやめて、「てんかんに効く!」と言われるものは些細なことから試していました。

いくつかご紹介します。

首輪の鈴を取る

子猫時代は居場所が分かるように首輪には鈴を付けていましたが、発作で音に反応していると分かった時点で鈴だけ外しました。

他に鈴のついたオモチャなども禁止・もしくは鈴を外しました。

金属のカトラリーを使わない

金属音が苦手なので、一般的な金属のスプーンやフォークなどは使わないようにしていました。

気圧に注意する

毎回関係しているわけではなかったのですが、気圧には注意していました。

≪頭痛ーる≫というアプリを入れて気圧の変化を見ていました。

頭痛ーる
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猫と気圧の関係について調べてみた

低気圧になると猫も体調を崩す?「天気」と「猫」の関係性を調べてみた!

サプリメント

タウリンビタミンBのサプリメントが効果があったように思います。

特にビタミンBは飲み始めてから発作が治まりました。

肝臓を守ってくれるタウリンは今でも継続しています。

 

サプリメントについてはコチラ

てんかんに効果的?!な噂のサプリメント。実際に使用していたものもご紹介

オルゴール療法

オルゴール音がてんかんに良いという記事をみかけて、留守中に流していました。

が、カロには効果はありませんでした。

むしろ金属音ではあるので、金属音が苦手とわかってからはすぐにやめました(;^ω^)

普段の過ごし方

てんかん発作持ちとはいえ、発作がないと普段は普通の猫ちゃんと変わりはありません。

ただ、もし発作が起きてしまったら・・・?と想定していろいろと工夫したことがあります。

部屋中にクッションを配置する

発作の時に役立つのがクッションです。

ぶつかったり落下したりした時の衝撃を減らすために使用します。

いつでも手に取れる場所にクッションを配置するのと、キャットタワーなどの根本部分周辺にもクッションを配置しました。

留守番カメラを設置する

当時共働きで平日昼間は二人とも家に居られなかったため、留守中はカメラを回していました。

帰ってきて異変があればカメラのデータを見返して記録をしていました。

カメラはある程度安価なものでも大丈夫です。

当時は2台設置していましたが、今では5台も設置されています。(笑)

留守番中はケージ内で過ごしてもらう

いつ何があるかわからない状態だったので、留守番中はケージで過ごしてもらっていました。

もちろんケージ内にもクッションを多めに配置したり、落下したり暴れてぶつかっても怪我をしないように工夫をしました。

あまり興奮させないようにする

遊ぶことにも注意をしました。

興奮しすぎてそのまま発作に・・・なんてことになることも考えられたので、遊ぶときは30分以内と時間を決めて終わらせるようにしました。

 

てんかん猫との暮らしについて

てんかん猫との暮らしの工夫とポイント

発作が起きたら私たちがやるべき5つの行動


以上のことを意識しました。

発作が落ち着いた今では、ケージでの留守番とビタミンB摂取はやめていますが他は継続して気をつけています。

他にも「うちはこれを気にしてますよ~」などがあればコメント頂けたら嬉しいです♪

どなたかの参考になれば幸いです。(^^)

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