ここでは猫を飼ったら誰しもがお世話になる、動物病院の選び方について書いていきます。
健康な猫ちゃんでも、定期的なワクチン接種や血液検査などが必須となってきます。
実際に我が家が目安にしたこと、かかりつけ以外にお世話になって感じたことなどをふまえて詳しくご紹介していきます♬
- かかりつけ病院をまだ病院を探せていない
- 病院を変えようか迷っている
- うちのかかりつけ病院…大丈夫?
そんなお悩みの参考になればと思います。
いつ探すべき?
まず、病院探しのタイミングですが…結論から言うと
飼い始める前から決めておくべし!です。
それが無理ならなるべく早めに!
何かあってから…じゃ遅いんです。(今でしょ!ですよ)
もし突然かわいいかわいい飼い猫が病気かも?!という症状に見舞われたら…
それから慌てて病院を探して、もし…間に合わなかったら…?
そんなことにならないように、飼う予定がある場合は事前に決めておきましょう。
まずは自分がどんな病院がいいのか理想を考えてみる
どういった病院がいいのか、どんな先生がいいのかあなたの動物病院に対する理想はありますか?
- 診察時間が遅くまでやっている病院
- 料金が手ごろな病院
- 先生が優しい病院
- 先生の技術重視!
- とにかく家から近い病院
自分の譲れないポイントがあれば、明確にしておきましょう。
動物病院を探すポイント
理想の病院は考えましたか?
それをもとにして、実際に探してみましょう。
1.通える距離で探してみる
これは車を所持しているかでも大きく変わってきますが、まずは近所で探してみましょう。
車を所持していない人は交通手段が徒歩なのか自転車なのかも考慮し、何かあったときに猫を連れていけるか?と現実的に考えてみてください。
もちろん、猫が成長した時のことも考えてです。
成猫の平均体重は3~5㎏です。オス猫の場合6㎏を超える場合も!
いくら良い病院でも通えなかったら意味がないですからね。
無理なく通える距離を考えておきましょう。
探し方として▼
- Googleマップで「動物病院」と検索
- インターネットで「〇〇市 動物病院」と検索
- 近所の動物を飼っている人に聞いてみる
などがあります。
Googleマップで「動物病院」と検索
Googleマップで調べると地図上でどこに病院があるのかが一発でわかります。
自宅と病院との距離も一目瞭然ですし、比較もしやすいですよ。
ただ、範囲が少し狭めなのと小さい病院だと載らない病院もあるようです。
☟Googleマップの一覧表示はこんな感じ
インターネットで「〇〇市 動物病院」と検索
インターネットで調べてみると、口コミなども記載されていますね。
すべてを鵜吞みにしない方が良さそうですが、ある程度は選ぶ指標になるかと思います。
近所に住む動物を飼っている人に聞いてみる
近所の人に聞いてみるのはコミュニケーション能力を問われそうで少々ハードルが高そうですが、その場で実際どうなのか細かな口コミも聞けちゃうメリットも!
職場が近ければ職場の人に聞いてみるのもいいかと思います♪
我が家は車所持で30分以内くらいの範囲で探していました。
見つけた経路はネットで調べていくつか候補を挙げました♪
2.診察時間や休診日をチェック
これはとても重要!
猫ちゃんの体調不良や怪我は突然やってきます。
そんなとき診察を受けられるか?
自分が休みの日は診察しているのか?
必ずチェックをしましょう。
夜間診療もしている病院だったらとても安心ですね♪
調べ方は、インターネットで調べてみるのが一番手っ取り早いかと思います。
その際に、病院のホームページがしっかりしているかなども注意して見るといいかもしれません。
ホームページがしっかりしている病院は設備が整っている病院が多いです。(あくまで個人的なイメージですが…)
ホームページがない場合は動物病院の登録サイトなども利用するのも一つの手です。
クチコミもあったりするので便利ですよ♪
それでも載っていない小さい病院もあります。
そういう場合は直接見に行く!しかないかな…
一番近所にあった病院がまさにソレでした!
情報が少なすぎて直接見に行ったけど、結局やってるのかわからない、
診察時間の掲示も一切ない・・・即諦めました。(笑)
3.お会計方法の確認
カード払いがOKなのか、ペット保険対応なのかも調べておきましょう。
4.直接電話してみよう!
ある程度絞れてきたら、ここで直接コンタクトをとってみましょう。
ここでどんな対応なのかを見極めてみましょう!(笑)
いやこれ、結構重要なんですよ。
その病院の雰囲気がそれとなくわかります。ほんとに。
何を聞いていいかわからない!と思うかもしれませんが、簡単です。
- 病院を探していることを伝える
- 休診日や診察時間を聞く(調べてあっても)
- 予約は必要か確認をする(調べてあっても)
- だいたいの料金を聞く(聞けたら)
- 調べきれなかった聞きたいことを聞く
こんなところでしょうか。
病院を探していることは最初に伝えてしまった方が色々質問しやすいかと思います。
電話の対応の雰囲気でここは絶対にやめよう…とかあると思います。
我が家も何件か電話して、1件目がすごく対応が悪くてすぐに話を終わらせました。。「来たかったら来たらいいんじゃないですか」って感じの人でした(笑)
今思い返してもビックリ(笑)
もし猫を保護したばかりだったり、突然引き取ることになったりしてその子の病気の有無などがわからない場合は、経緯を説明して、「健康状態を診てほしい」と伝えましょう。
しっかりしている病院ではスムーズに対応してくれるはずですよ♪
良い病院か見極める最低限のポイント
ここからは実際に行ってみて、どういった点を気にしてみるべきかをご紹介していきます。
1.院内の衛生状態
基本中の基本。待合室が清潔に保たれているか、診察室も綺麗な状態か確認しましょう。
しっかりとした病院は衛生管理もしっかりとしています。
2.待ち時間
そこの病院が「予約制」なのかにもよりますが、待ち時間はどうだったかを確認しておきましょう。
予約制にも関わらず、かなり待たされるという病院も少なくないようです。
待ち時間の待機の仕方も病院によって違ってきますので確認してみましょう。
病院がどうしても苦手な子は外で待っていた方が気持ちが楽な場合もありますよね。
我が家のかかりつけ病院は、完全予約制でワクチン未接種の子は待合室ではなく駐車場で車待機をお願いされました。
そういった方針もしっかりしていて飼い主的にも安心できる病院です。
病院の規模に見合った獣医師の人数なのかも要チェックポイントです。
少ない人数なのに予約をカツカツに入れすぎて1時間待ちが普通という病院もよくあります。
3.獣医師の対応
動物病院を選ぶにあたって最も重要になってくるのが飼い主と獣医師の相性だと私は思っています。
私はどちらかというと、優しくて物腰の柔らかい、話のしやすい獣医師さんが好きです。
でも、人によっては技術重視で笑顔とか要らない!という方もいらっしゃいます。
淡々と診察してくれる方がいいとか、もう好みですね。
なので自分に合うの獣医師なのか、を実際にみてみましょう。
つぎに、良い獣医師なのか判断するための簡単なチェックポイントをご紹介していきます。
問診をちゃんとしてくれるか
いくら淡々と診察する獣医師でも、飼い主さんの話をよく聞かないというのは絶対NGです。
どんなタイプの獣医師であれ、飼い主さんから見た猫ちゃんの様子などをしっかり聞いてくれるかがポイントです。
猫ちゃんを雑に扱っていないか
猫ちゃんをまるで物を扱うように雑に触る獣医師は絶対NGです。
逆に殆ど触れずに診療する獣医師もいるので(エスパーか)注意しましょう。
極端な話ですが犬好きの獣医師・猫好きの獣医師で犬猫の扱いが全然違うという私欲丸出しの獣医師も実際に存在します。
そういう私的感情を持ち込むような獣医師は言語道断!やめておきましょう。
もちろんオールマイティーな優秀な獣医師もたくさんいますよ!
実際、実家の猫達が通っていた病院の獣医師が犬好きで、猫を連れて行くと対応が冷たいと近所で評判でした。特に気性の荒い猫に対しては超文句を言ってくるとか(笑)平等に診てくれ…。
検査などをする場合の事前の説明はあるか
血液検査やレントゲン検査などなにかしらの検査が必要な場合に、事前に飼い主にその検査の内容と目的を説明してくれるかはとても重要です。
突然、説明もなく「じゃぁ検査しときますね」と別室に連れていかれて不安になったなどといった話もよく耳にします。
あと何も言わずに「お待ちください」とだけ言われてあとから検査していたことが分かったとか…。
診察結果の説明はしっかりしてくれるか
血液検査やレントゲン検査等の検査をした場合、結果報告はしっかりと報告書をもとに、飼い主への説明があるのが通常です。
また、その検査が初めての場合はその数値は何の病気と関係しているのか・正常値と比べてどうなのか…など詳しく説明してくれるのが良い獣医師だと思います。
報告書もなく口頭で「問題ないです」とだけ告げる…なんて論外です。
薬が処方される場合の説明はあるか
もし薬での治療が必要な場合に、用法用量のほかにその薬はどんな薬なのか・副作用はあるのかなど細かな説明があるのが望ましいです。
そのまま説明もなしに薬だけ出されることは少なくないようです…。
4.診療明細書は細かく記載されているか
最後にお会計時に貰う明細書です。
項目内容とそれぞれの金額がしっかり記載されているかを確認しましょう。
ぼんやりとした「診察料」とだけ書かれていてボッタくりのような金額をとるような悪徳な病院もいるようです…。
このような明細書が一般的かと思います。(このタイプよく見かけます)
これはルチの初回時の明細書です。(当時まだ名前が決まっておらず空欄です)
糞の検査をしてもらいノミダニ駆除のレボリューションもつけてもらいました。
風邪をひいていたので薬も処方してもらいました。
5.診察時間外の対応を確認
夜間診療をしていない病院で、診察時間外に何かあったら…?
特に病気の猫ちゃんが要ると不安ですよね。
その場合はどうしたらいいのか?
それはもうかかりつけの病院に直接聞いてみましょう。
我が家のかかりつけ病院は夜間診療などもしていませんし、診察外に電話しても一切電話も通じない病院ですが、提携している救急センターを2つ紹介してもらいました。
提携している病院があると少し安心しますね。
提携している病院でなくても、どこかしら紹介をしてくれるのが良い獣医師かなと思います。
特に持病のある猫ちゃんの場合、別の病院でもすぐに対応してもらえるようその病気の経緯や今飲んでいる薬のことなどを把握しておきましょう。
記録ノートを取っていればその際に役立ちますよ!
かかりつけ病院に資料を作ってもらうことも可能かと思います。
我が家の場合はすべての治療内容や検査結果などをまとめた報告書を作ってもらいました。(有料で3,000円かかりました)
すぐに持ち出せるように保管してあります。
かかりつけ病院以外にもいくつか候補をあげておこう
上記の5.診察時間外の対応の確認でもあったように、かかりつけ病院の休診日や診察時間外に何かあったときにすぐに違う病院に行けるようにしておきましょう。
紹介してもらった病院でも大丈夫ですが、夜間診療をしている病院を調べておくだけでも安心です♪
かかりつけ病院を探す段階で、候補のリストを作っておくといいかと思います。
我が家も初めて発作があった時、かかりつけがすでに時間外で別の病院を受診しました。この時慌てて探さなくて済んだので助かりました!
まとめ
長くなりましたが、以上が良い動物病院を探す時のポイントになります。
軽くおさらいしますね!
こんな感じですね(*^^*)
実は、我が家は一番最初に行った病院を今でもかかりつけ病院として通っていますが、何度かセカンドオピニオンを考えたことがあります。(先生ごめん!)
かかりつけの先生が「聞けば答えてくれる」スタンスだったので、何度もモヤモヤしたことがあったのです。
夫と何度も話し合って、そのたびに先生に少しずつ私たちの意見を伝えてとやり取りをしているうちに、お互いがお互いを理解しつつ歩み寄れた感じです。(笑)
私たちはこれで納得しましたが、どうしても「今の病院じゃ無理かも!」と思ったら病院を変えるのもひとつです。
猫ちゃんを守れるのは私達家族しかいませんから。
皆さんが素敵な病院と出会えますように。
少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んで下さりありがとうございました☆
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